令和7年7月30日、駄菓子屋「TAMARIBA/縁寿屋」に見学に行きました。
経営に携わる、遠藤さんとご家族の皆さんにお話を伺いました。
岩切地区の駄菓子屋「縁寿屋」は、遠藤さんとご家族の皆さんが「地域の架け橋となりたい」「おばあちゃんの駄菓子屋を復活させたい」という思いでスタートしました。仙台市立岩切小学校から徒歩7分の住宅地に位置しています。
縁寿屋の店舗は、カフェと美容室が併設しています。駄菓子をきっかけに地域の人たちが世代を超えて語らい、そのそばでは、子育てを頑張るママたちがカフェや美容室でほっと息をつく―。そのような場所になれたらと願いを込め、「TAMARIBA」と名付けました。スタートから2年ほどが経ちましたが、こどももおとなも集う地域の居場所として、皆に親しまれています。
見学当日は、ご家族連れで店内がにぎわい、縁側では近くに住む中学生が遊びに来ていました。すれ違えばぶつかりそうなやや狭めの店内や、「たません」をはじめとしたメニューは、駄菓子屋の聖地と言われる名古屋に、遠藤さんとご家族の皆さんで直接足を運び、構想されたもの。心をくすぐられる懐かしさが感じられました。
(同じく駄菓子屋の聖地と言われる大阪にも、いつか行ってみたいと話されていました!)
お話を伺う中で、駄菓子屋を経営していて嬉しいと感じることの一つとして、訪れるこどもたちの成長を挙げてくださいました。久しぶりに会うこどもの身長がいつの間にか伸びていたり、関係性が深まる中で胸の内を明かしてくれるようになったり、こどもたちとコミュニケーションをとる中で、そうした瞬間が嬉しいと話されていました。駄菓子は、こどもが社会や経済のことを知るきっかけにもなるだけでなく、地域のおとなと心をつなぐきっかけにもなっているようです。
地域の架け橋としてだけでなく、こどもとおとなの架け橋として、地域の「TAMARIBA」となっている縁寿屋さんでした。ありがとうございました!