田子小学校父母教師会開催の「はやおき!なつフェス」の見学に行きました!

  • 宮城野区

2025.9.22

2025.9.22

 
「はやおき!なつフェス」は、小学校の夏休み中に田子小学校父母教師会が開催した4回シリーズのイベントです。そのうち、「ミズアオイ観察会」と「こおりと水のフェスタ」を見学しました。この取組は、夏休みのプール開放事業の代わりに、こどもたちの居場所づくりを目的として始まったそうです。

「ミズアオイ観察会」
田子市民センターで開催され、こどもたちや地元の方が参加していました。
ミズアオイは青色のきれいな花をつける水草ですが、全国的に減ってしまい、絶滅を危惧されていた植物です。
初めに、植物に詳しい「伊達武将隊 松尾芭蕉さん」から、ミズアオイと田子地域の関係性についてのお話がありました。東日本大震災の津波によって川底の土がかき混ぜられ、眠っていたミズアオイの種子が表面に出てきて芽吹き、七北田川や梅田川で発見されるようになったとのことでした。
お話を聴いた後、こどもたちは田子小学校の「ヒダマリノイケ」で実際にミズアオイを観察しながら、メダカや蜂など自然に触れる時間を楽しんでいました。
また、七北田川でミズアオイを発見し、種を持ち帰り育てた地元の方からは「地元の誇りである」との思いが語られました。父母教師会会長の村松さんから、今後こどもたちが当番で世話をしていく計画も紹介されました。

「こおりと水のフェスタ」
田子小学校で開催され、こどもたちや父母教師会のスタッフ、ボランティアの中高生などが参加していました。
水風船を使ったゲームや水鬼ごっこ、大きな氷からゼリーを取り出すチャレンジなどがあり、こどもたちは水に濡れながら歓声を上げ、元気いっぱいに楽しんでいました。中高生のスタッフは、鬼ごっこの鬼役やかき氷づくりで大活躍し、地域とのつながりが感じられる場となっていました。

父母教師会会長の村松さんや田子小学校の校長先生からは、学校・地域・家庭が協力し合うことの大切さや、こどもたちのために時間や労力を惜しまない姿勢についてお話を伺いました。ボランティアの保護者や地域の方々、中高生スタッフも一緒に参加し、世代を超えてこどもたちを支える輪が広がっていることを実感できました。